公開: 2026/5/26
LAPRASエンジニア採用完全ガイド|スコア活用から返信率向上まで
LAPRAS SCOUTのスコア読み方・候補者検索・スカウト文面・KPI設計を実践的に解説
LAPRASエンジニア採用完全ガイド|スコア活用から返信率向上まで
LAPRASはGitHub・Qiita・Zenn・X(旧Twitter)などの公開アウトプットを自動収集してエンジニアの技術ポートフォリオを生成し、転職潜在層を含む5万人以上のエンジニアデータベースを保有する採用プラットフォームだ。スカウトメッセージの平均返信率は18〜20%と他媒体より高水準であり、「興味あり」を受け取った1時間以内の送信では66%超に達する。技術アウトプット重視のエンジニアにリーチするためのLAPRAS活用法を、登録から運用改善まで一気通貫で解説する。
「LAPRASでスカウトを送っているが返信が少ない」「どのスコアを見ればいいかわからない」——こうした声をよく聞く。LAPRASは他媒体と仕組みが根本的に異なるため、同じ感覚で運用すると成果が出にくい。自己申告型のレジュメではなく、公開アウトプットから自動生成されたプロフィールが候補者の軸になるため、スコアの読み方と文面設計の両方を理解して初めて機能する媒体だ。
このページでわかること
LAPRASのデータベースと独自スコアの仕組み・正しい読み方
候補者の検索フィルター設計と絞り込みのコツ
返信率を上げるスカウト文面の構造と職種別例文
「興味あり」通知を最大活用するタイミング戦略
KPI設計と月次改善サイクルの回し方
他媒体との組み合わせで採用力を最大化する方法
料金プランの選択基準とROI算定の考え方
TL;DR(要点まとめ)
LAPRASは技術アウトプット(GitHub・Qiita等)を自動収集し、転職潜在層エンジニアをスコアリングするプラットフォーム
平均返信率18〜20%。「興味あり」受信後1時間以内のアプローチで返信率66%超
スコアは「現在の市場価値」を示す補助指標。高スコアのみ絞り込むと優秀な潜在層を見落とす
候補者からの「興味あり」は転職意欲が高まっているシグナル。即日アプローチが鉄則
エンジニア・CTO巻き込みが返信率向上の最重要施策
月額固定制で複数採用すれば1人あたりのコストを大幅に抑えられる
1. LAPRASとは何か|他媒体との根本的な違い
1-1. 自動収集される技術アウトプットデータ
LAPRASが他のスカウト媒体と最も異なる点は、候補者が自分でプロフィールを入力するのではなく、公開情報から自動生成される点だ。
収集される情報源は以下の通り。
GitHub: リポジトリ数・スター数・コントリビューション頻度・使用言語
Qiita・Zenn: 投稿記事数・いいね数・技術カテゴリ
X(旧Twitter): 技術関連の発信頻度・影響力
connpass: 勉強会参加・登壇実績
その他公開情報: Wantedly等でのプロフィール
この仕組みにより、転職活動を積極的にしていないエンジニア——いわゆる「転職潜在層」——にアプローチできる。BizReachは転職意欲が高い「転職顕在層」が中心なのに対し、LAPRASは普段から技術発信をしているが転職サイトには登録していないエンジニアの層を大量にカバーしている。
1-2. 他媒体との比較
スカウト支援の実務でLAPRAS・Findy・Forkwell・BizReachを横断して使ってきた観点から整理すると、媒体の特性はこう分類できる。
媒体 | 主なユーザー層 | アプローチ方法 | 強み |
LAPRAS | 技術発信が活発な潜在転職層 | スカウト送信 | アウトプット情報でスキルを客観評価 |
中高スキルの転職意欲層 | いいね型マッチング | スキル偏差値で絞り込みが明快 | |
自己申告スキルの転職意欲層 | スカウト送信 | スキルセットの細かい絞り込み | |
即戦力・ハイクラス | スカウト送信 | 年収・業種での絞り込み | |
25〜35歳IT業界 | スカウト+「会いたい」 | カジュアル面談文化との相性 |
LAPRASはアウトプット情報をもとに採用担当者側がスキルを評価できる点が独自の強みだ。候補者のQiitaの記事や使用言語の傾向から、技術力の質を事前に判断してからアプローチできる。
1-3. LAPRASが向いている企業・向かない企業
LAPRASが特に効果を発揮するケースはこうだ。
技術力の高いエンジニアを採用したい(スキル重視)
転職市場にあまり出回っていない潜在層にリーチしたい
スタートアップで「技術で攻めている」イメージを訴求したい
GitHub活動が盛んなOSS志向のエンジニアが欲しい
採用担当者にエンジニアや技術理解者がいる
逆に効果が薄いケースもある。
採用スピードを最優先にしたい(LAPRASは潜在層中心のため時間がかかりやすい)
技術よりビジネス志向のエンジニアが欲しい
大量採用が目標(単価が合いにくい)
2. LAPRASのスコア体系と正しい読み方
2-1. 「LAPRAS SCORE」の構成要素
LAPRASが候補者ごとに算出するスコアは、技術アウトプットの量と質から計算される。スコアの主な構成要素は以下の通りだ。
GitHubスコア: コントリビューション量・リポジトリの質・スター数
Qiita/Zennスコア: 記事数・いいね数・技術の多様性
SNSスコア: 技術的な発信の影響力
市場価値スコア: 上記を総合して算出される推定市場価値
スコアは候補者の「アウトプット活動量」を反映するが、実務能力やコミュニケーション力とは別物だ。スカウト支援の実務でよく見る失敗パターンが「高スコアしかアプローチしない」という運用だ。
スコアが低くても、特定技術に特化しているエンジニア・最近アウトプットを始めたばかりの若手・業務都合でGitHubを公開できない人など、優秀な候補者が多く含まれている。スコアはあくまで入口の参考指標として使い、プロフィール詳細を見て最終判断するのが正しい活用法だ。
2-2. スコアで絞り込む際の現実的な基準
LAPRASのスコアは絶対値ではなく相対値として捉えるべきだ。以下は目安として参考になる水準感だ。
高スコア層: 技術コミュニティで認知されているエンジニア。シニア〜リードレベルが多い
中スコア層: 業務と並行して発信を続けているエンジニア。中堅層のボリュームゾーン
低スコア層: 発信を始めたばかり・特定領域に集中している可能性がある
採用支援の実務から言えば、中スコア層を広めに取り、スキルタグや使用言語・直近の記事内容でさらに絞り込むのが最も費用対効果が高い。
3. 候補者の検索・ターゲティング設計
3-1. 採用要件をLAPRASの検索条件に変換する
LAPRASでの候補者検索では、採用要件をそのまま入力しても機能しない。LAPRASのデータ構造に合わせて変換する作業が必要だ。
変換の例
「Node.js 3年以上」→ 検索条件:
JavaScript/TypeScriptタグ +Node.jsタグ + スコア中以上「Kubernetes経験者」→ 検索条件:
Kubernetesタグ +Go/Pythonタグ + SRE関連記事の有無「React経験者」→ 検索条件:
TypeScriptタグ +Reactタグ + フロントエンド記事数
エンジニアの技術スタックは「使っているが記事は書いていない」ケースも多い。タグだけに依存すると候補者を絞り込みすぎるリスクがある。直近の記事タイトルや使用言語の分布もあわせて確認することを習慣にする。
3-2. 「興味あり」シグナルの見極め
LAPRASには候補者が企業の求人に「興味あり」を押す機能がある。このシグナルは他のアクションより転職意欲が高い状態を示しており、採用担当者はこのシグナルを受け取ったら最優先で対応すべきだ。
LAPRASのデータによると、「興味あり」受信後1時間以内にスカウトを送った場合の返信率は66.6%に達する。一方、24時間以上経過すると返信率は大幅に低下する。
「興味あり」の通知はメールとシステム通知で届くため、通知設定を確認して見落としを防ぐ体制を作ることが重要だ。
3-3. ターゲット別の検索フィルター設計例
採用したい職種・スキルセット別に検索フィルターをあらかじめ作っておくと、日次の運用効率が大きく上がる。以下は参考例だ。
バックエンドエンジニア(Go・Python)の場合
使用言語: Go、Python
タグ: バックエンド、API、Kubernetes(任意)
スコア: 中以上
最終アクティブ: 6ヶ月以内
フルスタックエンジニアの場合
使用言語: TypeScript、JavaScript
タグ: React、Next.js、Node.js(いずれか)
スコア: 指定なし(詳細確認重視)
最終アクティブ: 1年以内
機械学習エンジニアの場合
使用言語: Python
タグ: 機械学習、深層学習、LLM、MLOps(いずれか)
Qiita/Zenn記事あり: 推奨
スコア: 中以上
4. スカウト文面の設計と返信率を上げる具体策
4-1. LAPRAS特有の文面設計原則
LAPRASのスカウト文面は他媒体とは設計が異なる。候補者は「自分の公開アウトプットを見てスカウトが来た」という状況であるため、「どのアウトプットを見て興味を持ったか」を具体的に書かないと読み飛ばされる。
LAPRAS特有の文面設計の原則は3つだ。
アウトプット引用を冒頭に置く: 「GitHubで〇〇リポジトリを拝見しました」「Qiitaの〇〇の記事を読みました」という書き出しで個別感を出す
技術的な会話ができる担当者が送る: 人事だけでなく、CTOやエンジニアのアカウントから送ると返信率が上がる傾向がある
転職前提ではなくカジュアルな出会いとして提案する: 「まずオフレコでお話しできれば」という入口を作る
4-2. スカウト文面の基本構造
効果的なLAPRASスカウト文面の構造はこうだ。
件名にはリポジトリ名や記事名を入れることで開封率が上がる。「採用担当」という肩書きよりも「エンジニア」や「CTO」が送ると返信率が上がりやすいため、可能であれば現場のエンジニアアカウントから送る体制を作ることを推奨する。スカウト文面の書き方全般はエンジニア向けスカウトメールの書き方も参考にしてほしい。
4-3. 職種別のアウトプット引用パターン
バックエンドエンジニア向け
GitHubのOSSリポジトリのコード構造や設計の特徴に触れる
パフォーマンス最適化・DBスキーマ設計などの記事内容を引用する
フロントエンドエンジニア向け
UIコンポーネントの設計やアクセシビリティへの言及を引用する
デザインシステムやCSS設計に関する記事への言及
インフラ・SREエンジニア向け
Kubernetes・Terraformなどのリポジトリ内容を具体的に言及する
SLI/SLO・障害対応に関するブログや登壇資料への言及
機械学習エンジニア向け
モデル実験のリポジトリ構成・使用ライブラリへの言及
論文実装や技術記事への具体的な参照
4-4. 返信率低下のよくある原因と対策
スカウト運用を始めて2〜3ヶ月で返信率が下がることがある。よくある原因と対処法をまとめた。
原因 | 対策 |
アウトプット引用が薄い・コピペ感がある | 1通あたり3〜5分かけて候補者のアウトプットを読んでから送る |
人事のみで運用している | CTO・エンジニアのアカウントを追加し、技術的な会話の糸口を作る |
同じ候補者に短期間で複数アプローチ | LAPRAS上で接触履歴を管理し、重複送信を防ぐ |
文面が長すぎる | 300〜400字以内に絞る。詳細は面談で話す |
タイミングが悪い(深夜・年末年始等) | 平日昼〜夕方(12〜18時)を中心にスケジュール送信を活用 |
5. CTO・エンジニア巻き込み型の運用設計
5-1. なぜ「人事だけ運用」では限界があるのか
LAPRASの候補者は技術アウトプットに価値を置くエンジニアが多く、「人事から来た定型文スカウト」への反応は低い。採用支援の実務で見てきた中で、CTO・シニアエンジニアがスカウトに関与している企業の方が返信率・承諾率ともに高い傾向がある。
これはLAPRASに限った話ではないが、特にLAPRASのユーザー特性(技術発信に積極的)を考えると、技術者からの「同じ目線でのアプローチ」が刺さりやすい。
5-2. 役割分担の設計
以下のような分担が現実的かつ効果的だ。
役割 | 担当者 | 具体的な業務 |
候補者の技術スクリーニング | CTO・シニアエンジニア | GitHubやQiita記事を読んでアプローチ可否を判断 |
スカウト文面の一次案作成 | 採用担当(人事) | 基本情報・会社説明部分の下書き |
技術的な文面の肉付け・送信 | CTO・シニアエンジニア | アウトプット引用の追加・送信者のアカウント |
カジュアル面談の実施 | エンジニアメンバー | 技術的な会話中心の30分〜1時間 |
選考フローへの誘導 | 採用担当(人事) | 日程調整・書類確認等の事務処理 |
週1回30分程度の「LAPRAS運用会議」を設けて、送信数・返信数・面談化数をエンジニアと人事が共有する習慣を作ると、継続的に精度が上がる。
5-3. CTOアカウントからのスカウト送信フロー
CTOがスカウト全量を担うのは現実的ではない。以下のようなフローで負荷を最小化しながらCTO名義での送信を実現する方法がある。
採用担当がLAPRASで候補者をリストアップし、GitHubとQiitaの概要を整理
CTOが1候補者あたり2〜3分でアウトプットを確認・判断
採用担当が文面の下書きを作成、CTOが技術的コメントを1〜2行追加
CTOアカウントから送信(週2〜3時間の工数目安)
6. KPI設計と月次改善サイクル
6-1. LAPRASで計測すべき指標
LAPRASの運用では以下の指標を週次・月次でモニタリングする。
ファネル指標
ステージ | 指標 | 目安 |
スカウト送信 | 週あたり送信数 | 30〜50通(担当者1人) |
返信率 | 返信数÷送信数 | 15%以上(目標20%超) |
面談設定率 | 面談数÷返信数 | 50%以上 |
選考移行率 | 選考数÷面談数 | 30〜50% |
内定承諾率 | 承諾数÷内定数 | 60%以上 |
効率指標
1採用あたり送信通数(目安: 200〜400通)
1採用あたりコスト(月額プランの場合: 採用人数が増えるほど下がる)
6-2. 月次改善サイクルの回し方
1ヶ月のLAPRAS運用を改善サイクルとして設計する。
第1週(実行)
先月の結果レビュー
検索フィルター・ターゲット条件の調整
文面A/Bテストの設計
第2〜3週(実行)
週30〜50通のスカウト送信
「興味あり」への即日対応
カジュアル面談の実施
第4週(レビュー)
返信率・面談化率の集計
返信のあったスカウトと返信のなかったスカウトの文面比較
来月への改善施策をリスト化
6-3. 返信率が下がったときのチェックリスト
返信率改善の汎用的な手法についてはスカウト返信率を上げる実践ガイドも合わせて確認してほしい。
文面のアウトプット引用が形骸化していないか
送信者アカウントが人事のみになっていないか
ターゲット設定が偏って候補者の質・ニーズとずれていないか
「興味あり」の見逃しが発生していないか
スカウト送信のタイミングが偏っていないか
7. LAPRASの料金プランと選択基準
7-1. プランの構造
LAPRASは大きく3つのプラン体系で提供されている(詳細・最新料金は公式サイトで確認を)。
セルフ運用プラン(月額固定制)
自社で候補者検索・スカウト送信を行う
採用人数無制限(成功報酬なし)
複数採用することで1人あたりコストが下がる
採用担当者に一定のリソースが必要
セルフ+AIサポートプラン
AI機能で候補者推薦・文面提案を受けながら自社運用
自動マッチング精度が向上し、スクリーニング工数を削減
BPaaS(採用代行)プラン
候補者検索・スカウト送信・面談設定までLAPRAS側が代行
採用担当リソースが少ない企業向け
月額+成功報酬の組み合わせが多い
7-2. 採用フェーズ別のプラン選択基準
状況 | 推奨プラン |
採用担当が専任でいる・エンジニアの知見がある | セルフ運用プラン |
採用担当1人・工数が限られている | セルフ+AIサポートプラン |
採用担当が兼任・採用に割けるリソースが少ない | BPaaS(代行)プラン |
複数名を継続採用する予定 | セルフ運用プラン(月額固定の方がROIが高い) |
7-3. ROI算定の考え方
月額プランでの費用対効果の計算例は以下の通りだ(実際の費用はLAPRASに直接確認すること)。
月額固定費: X万円/月
1採用あたりのコスト = 月額費用 × 在籍月数 ÷ 採用人数
採用人数が増えるほど1人あたりのコストは下がる
エージェント(人材紹介)経由の採用では想定年収の30〜35%が手数料になるのが一般的だ。年収600万円のエンジニアなら180〜210万円の費用になる。LAPRASの月額プランを活用して複数名採用できれば、この費用の大幅な削減が見込める。
8. 他媒体との組み合わせ戦略
8-1. LAPRASを中心とした媒体ポートフォリオの考え方
スカウト採用支援の実務で積み上げた知見から言うと、単一媒体への依存は母集団形成の観点で非効率だ。LAPRASを中心に組み合わせるパターンを紹介する。
スタートアップ向け2媒体構成(コスト重視)
媒体 | 役割 |
LAPRAS | 技術力重視の潜在層へのアプローチ |
Wantedly | ビジョン・カルチャーフィット重視層へのアプローチ |
スタートアップ向け3媒体構成(母集団最大化)
媒体 | 役割 |
LAPRAS | 技術アウトプットがある潜在層 |
Findy | 中〜高スキルの転職意欲層 |
Green | 25〜35歳のITエンジニア全般 |
シリーズB以降・組織拡大期の構成
媒体 | 役割 |
LAPRAS | シニア・テックリード層の発掘 |
BizReach | 即戦力・ハイクラス |
Forkwell | スキルセット明確な中堅層 |
Green | ジュニア〜ミドル層の母集団 |
8-2. LAPRAS×Findyの使い分け
よく混同されるLAPRASとFindyの使い分けポイントを整理する(Findyの詳細はFindyエンジニア採用完全ガイドを参照)。
LAPRAS: 転職顕在層ではなくアウトプット活動から潜在候補者を発掘したいとき
Findy: 「いいかも」を通じて転職意欲がある候補者との双方向マッチングをしたいとき
両者は重複する候補者もいるが、LAPRASで転職潜在層を育ててFindyで転職意欲が高まった候補者を取る、という補完関係で運用するのが効果的だ。
9. LAPRASでよくある失敗パターンと対策
9-1. 失敗パターン10選
スカウト文面の問題
失敗1: 「弊社の魅力」の説明が長すぎてアウトプットへの言及が浅い
→ 冒頭300字はアウトプット引用と役割の説明に集中させる
失敗2: コピペ感がある文面を量産している
→ 1通あたり最低3分間、候補者のGitHub/Qiitaを読む時間を確保する
失敗3: 件名が「採用担当の〇〇と申します」で始まっている
→ 件名にリポジトリ名・記事名などを含め開封率を上げる
運用設計の問題
失敗4: 人事だけで運用してエンジニアが関与していない
→ 週1〜2時間だけでもCTO・エンジニアにスクリーニングを依頼する
失敗5: 「興味あり」通知を見逃して翌日以降に対応している
→ 「興味あり」専用のSlack通知を設定し、1時間以内対応を徹底する
失敗6: スコアの高い候補者にしかアプローチしていない
→ スコア中程度でも使用技術・最近の記事内容を見てアプローチ範囲を広げる
タイミング・頻度の問題
失敗7: 週100通以上の大量送信をしている
→ 質を優先し週30〜50通を丁寧に送る方が返信率・採用率ともに高い
失敗8: 同じ候補者に半年以内に複数回スカウトを送っている
→ LAPRAS上の接触履歴を必ず確認してから送信する
失敗9: 採用決定後にLAPRASを解約し、また再契約を繰り返している
→ 採用が決まっても継続利用してタレントプールを育てる方がコスト効率が良い
期待値の問題
失敗10: 「LAPRASを始めれば1ヶ月で採用できる」と思っている
→ 潜在層中心のため、面談から入社まで3〜6ヶ月のリードタイムを想定して計画する
10. LAPRASを活用した採用の90日ロードマップ
LAPRASを導入してから最初の採用成果を出すまでの標準的な90日プランを示す。
0〜30日目(基盤構築)
企業ページ・求人票の作成と最適化
検索フィルターのプリセット設定(職種別3〜5パターン)
スカウト文面テンプレートの作成(3パターン以上)
CTOまたはエンジニアのアカウント登録と役割分担の確認
「興味あり」通知の即日対応フローの整備
30〜60日目(運用と検証)
週30〜50通のスカウト送信開始
返信率・面談化率のウィークリー計測
A/Bテストの実施(文面・件名のパターン別比較)
初回カジュアル面談の実施と候補者フィードバックの収集
60〜90日目(改善と成果)
返信率の高いパターンの分析と文面の標準化
「興味あり」からの高速クローズフローの確立
採用できた場合の入社背景・決め手の分析
次フェーズ(増員・他媒体連携)への計画立案
FAQ(よくある質問)
Q. LAPRASとFindyはどちらを先に始めるべきですか?
A. 採用担当者の技術理解度による。採用担当者にエンジニアバックグラウンドがある、またはCTOを巻き込んで運用できる場合はLAPRASから始める方が返信率のROIが高い。技術理解が浅い状態ではFindyのいいね型マッチングの方が運用難易度が低いためFindyを先に検討する。
Q. LAPRASのスカウト送信は1日何通が適切ですか?
A. 担当者1人の場合、1日5〜10通程度が質を維持できる上限感だ。週30〜50通を目安に、アウトプットをしっかり読んでから送ることを優先する。量より質を重視した方が返信率・面談化率ともに高い結果が出やすい。
Q. CTOがいない場合はどうすればいいですか?
A. テックリードやシニアエンジニアのアカウントでも十分効果がある。「同じエンジニアとして話したい」という角度でアプローチできれば、職位より技術者としての共感の方が大切だ。いない場合でも採用担当が技術的な内容を学んで文面に反映する努力が返信率向上に直結する。
Q. 返信はきたが面談設定が進まないケースの対処法は?
A. 返信後の追いかけをしているかどうかを確認する。LAPRASでは返信後に何もアクションがないと候補者側も次のステップが不明になる。返信を受け取ったら48時間以内に「カジュアル面談の日程候補を3つ提案する」メッセージを送ると面談設定率が上がりやすい。
Q. LAPRAS経由で採用したエンジニアの定着率はどうですか?
A. 転職エージェント経由の採用と比較すると、LAPRASは自社のアウトプットや文化を理解して応募・面談をしているケースが多いため、入社後のギャップが起きにくい傾向がある。採用支援の実務で見てきた限り、スカウト採用全般として定着率は比較的高い印象だ。ただし個社・個人差があるため一般論として受け取ってほしい。
Q. 月額プランと成功報酬型はどちらがお得ですか?
A. 年間2名以上採用できる見込みがあれば月額固定プランの方がコスト効率が高いケースが多い。1〜2名の単発採用であれば成功報酬型または代行プランの方がリスクが低い。自社の採用計画に合わせて選択する。
Q. エンジニアのGitHubアカウントが非公開でもLAPRASに登録できますか?
A. LAPRAS自体は公開情報から自動生成するため、GitHubが非公開の候補者はスコアが低くなるかプロフィールが表示されない場合がある。ただしLAPRASに自分でプロフィールを登録しているエンジニアも存在するため、スコアが低い候補者を一律に除外しないことが重要だ。
まとめ:LAPRASで採用力を高めるための次の一手
LAPRASは転職潜在層のエンジニアにリーチできる点で他媒体と大きく差別化されたプラットフォームだ。しかし「とりあえず登録してスカウトを送る」だけでは機能しない。アウトプットを読んで個別に言及する文面設計と、CTO・エンジニアを巻き込んだ運用体制の2つが揃って初めて、18〜20%以上の返信率が現実になる。
特に「興味あり」通知への即日対応は最もシンプルかつ効果的な施策だ。転職潜在層のエンジニアが転職意欲を高めた瞬間を逃さない仕組みを作ることが、LAPRAS活用の最大の肝だ。
まずは以下の3つから始めてみてほしい。
企業ページと求人票の見直し: 技術的な詳細と開発環境をしっかり記載する
「興味あり」通知の即日対応フローを整備: Slack連携などで見逃しをゼロにする
CTOまたはシニアエンジニアを週2〜3時間だけ巻き込む: 技術者からのアプローチで返信率を底上げする
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