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Tips エンジニア採用のヒント

公開: 2026/5/28

paiza転職エンジニア採用完全ガイド|スキルランク活用と返信率向上

paiza転職でエンジニアを採用するスキルランク活用・スカウト設計・KPI管理・他媒体併用まで実務解説

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paiza転職エンジニア採用完全ガイド|スキルランク活用と返信率向上

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paiza転職のエンジニア採用で最大の強みは「スキルランク(S〜D)による技術力の客観的可視化」と「登録者の約80%が他媒体を使用していない転職潜在層」という2点だ。スカウトを送れる候補者プールの80%が他社と重複しないため、BizReachやFindyを運用してもアプローチできていない層に直接リーチできる。

「paizaでスカウトを送っているが、返信がほとんど来ない」——採用支援の現場でよく聞く悩みだ。paiza転職はプログラミングスキルチェックでエンジニアの技術力を可視化する独自の仕組みを持つが、スカウト設計や「気になる」機能の使い方を間違えると、費用対効果が出ないまま終わる。

この記事では、paiza転職の仕組みから、スキルランクの正しい読み方・3種類のスカウトの使い分け・KPI管理・他媒体との併用戦略まで、スカウト運用代行の実務で得た知見をもとに体系的に解説する。

このページでわかること

  • paiza転職のエンジニア採用での立ち位置と他媒体との違い

  • スキルランク(S〜D)の正しい読み方と活用法

  • 3種類のスカウト(通常・ゴールデン・プラチナ)の使い分け

  • 「気になる」機能でプラチナスカウトへ誘導する運用設計

  • KPI設計・月次改善サイクル・他媒体との併用戦略

TL;DR(要点まとめ)

  • 80%が他媒体未使用の潜在層:BizReach・Findyと併用することで採用チャネルを真に分散できる

  • スキルランクは参考指標として使う:A〜BランクにWeb系即戦力が分厚く存在する。S限定は機会損失になりやすい

  • プラチナスカウトが最重要:「気になる」を集めてからプラチナを撃つ設計で返信率が大幅に変わる

  • 成功報酬型で始めやすい:初期費用ゼロ・掲載費用ゼロ・採用時のみ年収相当額の約30%が発生

  • スタートアップ・自社開発に向いている:SIer・受託出身の「実力あるが偏差値低い層」はpaizaで見落とすリスクがある

1. paiza転職とは何か|エンジニア採用での立ち位置

paiza転職はpaiza株式会社(旧ギノ株式会社)が運営するITエンジニア専門の転職サービスだ。プログラミングスキルチェック(アルゴリズム問題)で候補者の技術力をS〜Dの5段階で数値化し、書類選考不要で面接に進める仕組みが特徴的だ。

2026年5月時点で登録会員数は85万人超、導入企業4,600社以上(paiza公式)。一般的な転職媒体と決定的に異なるのは、登録者の約80%が他の転職媒体を利用していない転職潜在層というデータだ。BizReachやGreenを使っても接触できていない層が大量にいるということを意味する。

経済産業省「IT人材需給に関する調査(2019年)」によると、2030年にはIT人材が最大79万人不足すると推計されている。この構造的な供給不足が続く中、ダイレクトリクルーティング媒体の中でも「他媒体と重複しない潜在層へのアクセス」は採用競争を勝ち抜く上で本質的な差別化要素になる。

登録会員の特徴

採用支援の実務でpaizaの候補者と面談を重ねてきた経験から、登録エンジニアの傾向を整理すると以下のようになる:

  • 年齢層:20〜35歳が中心。若手〜ミドルのWeb系が分厚い

  • 技術傾向:Python・Java・PHP・Ruby・JavaScriptが多い。スキルチェックの性質上、アルゴリズム力のある層が集まりやすい

  • 転職温度感:スキルチェックを受験した学習目的の潜在層が多く、「今すぐ転職したい」顕在層は比較的少ない

  • キャリア:自社開発・SaaS・スタートアップ経験者、SIer・受託からの転換希望者が混在

  • 年収レンジ:400〜700万円帯が厚め。1000万超のシニア層は薄い

paizaが弱い層は、40代以上のシニアエンジニア・マネジメント層、CTO/VPoEクラスのエグゼクティブ、組み込みや特殊系技術の専門家だ。これらの層を獲得したい場合はBizReachや転職ドラフト等との組み合わせが必須になる。

他媒体との立ち位置の違い

スカウト運用の実務で複数媒体を併用してきた経験から、各媒体の役割は以下のように整理できる:

媒体

主な強み

不向きな層

paiza転職

潜在層・スキルチェック可視化・成功報酬型

40代以上シニア・マネジメント層

Findy

Web系ミドル・GitHubスコア活用

シニア・SIer出身・組み込み

BizReach

ミドル・シニア・マネジメント経験者

20代Web系・スタートアップ志向

Green

Web系全般・初期コストを抑えたい

40代以上シニア・高年収層

転職ドラフト

高単価Web系エンジニア・年収800万以上

マネジメント層・経験5年未満

Forkwell

Web系シニア・OSSコミュニティ層

SIer出身・レガシー技術専門家

LAPRAS

AI・データサイエンス・モダン技術層

非エンジニア系・SIer出身

paiza転職の最大の差別化は「重複しない潜在層」だ。他媒体との組み合わせでチャネル分散を設計するなら、paizaは必ずポートフォリオに入れたい媒体のひとつになる。

2. スキルランクの読み方と採用への活用

paizaの「スキルランク」はプログラミングスキルチェック(アルゴリズム・データ構造問題)の正答率・速度・コード品質を総合評価したランクだ。S・A・B・C・Dの5段階で表示され、採用担当者はこのランクを見て候補者の技術力水準を把握できる。

スキルランク別の意味と採用判断への活用

ランク

相対水準

採用担当者の活用イメージ

S

上位1%

シニアエンジニア・テックリード・パフォーマンスクリティカルな開発に有効

A

上位10%

実務3〜5年以上の即戦力。自社開発スタートアップのメインターゲット

B

上位30%

一定のスキルあり。ポテンシャルと実務経験の組み合わせで評価

C

上位60%

基礎は習得済み。タスクの複雑さ・チームの育成力次第で活躍可能

D

-

基礎的なプログラミング知識あり。未経験〜ジュニア採用で検討

筆者がスカウト運用を支援してきた経験から言うと、「Sランク以上のみアプローチ」という設計は多くの場合で機会損失を生む。paizaのスキルチェックはアルゴリズム問題が中心のため、業務コードを書く実力があっても低ランクになるケースが少なくない。

スキルランクの4つの落とし穴:

  1. 大企業・SI出身者はアルゴリズム訓練をしていないためランクが低くなりやすい

  2. 実務で使う技術スタックとスキルチェックの言語が異なると低く出る

  3. 直近の学習目的で登録した転職潜在層はランクが低い段階にいることが多い

  4. マネジメント経験が豊富なEMやテックリードがランクより経験を重視する場合がある

自社の採用要件に合わせて「ランク○以上かつ経験○年」というフィルタ設計をするより、Bランク以上を広く拾って職務経歴書で精査する設計の方が母集団が厚くなりやすい。

スキルランクを求人票に組み込む方法

paiza転職の求人票には「応募要件スキルランク」を設定できる。ランクを高く設定するほど応募数は絞られるが、採用担当者の精査工数が減る。以下の考え方を参考に設定してほしい:

  1. スキルランク設定はAから始める:最初はAランク以上を設定し、1〜2ヶ月応募状況を見て調整する

  2. 複数のランク設定を試す:求人票を複数作成してAとBで応募の質・量を比較する

  3. ランクよりコメントで精査する:候補者のプロフィール・職歴コメントをスキルランクより重視するルールを社内に設ける

3. 3種類のスカウトの使い分けと運用設計

paiza転職のスカウトには3種類ある。この違いを理解して使い分けることが、返信率改善の最重要ポイントだ。

スカウトの種類と特徴

1. 通常スカウト(エージェントスカウト)

提携エージェントからのスカウトも含まれる形式で、送信上限が比較的緩やかだ。開発職以外も含めた幅広いポジションへのアプローチが可能だが、エンジニアから見ると「エージェント枠のスカウト」と判断されやすく、返信率は低めになる傾向がある。

2. ゴールデンスカウト

企業が候補者のプロフィールとスキルランクを確認した上で、特にお会いしたいと判断した候補者に送れるスカウトだ。1日あたり送信上限(5名程度)があり、希少性があるため候補者側の注目度は高い。返信率は通常スカウトより高く、「本気でアプローチしている企業」として受け取られやすい。

3. プラチナスカウト

候補者が求人票に「気になる」を押した後、企業側がそのシグナルを受け取って送るスカウトだ。候補者と企業が互いに関心を持った状態から始まるため、返信率は3種類の中で最も高く、選考への転換率も大幅に改善する。

返信率の目安(運用支援の実務感覚):

スカウト種類

返信率の傾向

通常スカウト

低め(3〜8%程度)

ゴールデンスカウト

中程度(10〜20%程度)

プラチナスカウト

高め(30〜50%超の事例も)

「気になる」を起点にしたプラチナスカウト設計

paiza転職の返信率を最大化する運用設計の核は「気になるを集める→プラチナスカウトを送る」というサイクルの確立だ。

「気になる」を増やす3つのアクション:

  1. 求人票の充実:技術スタック・使用ツール・開発体制・コードレビュー文化など、エンジニアが気になる情報を詳しく書く。スタートアップなら会社のフェーズ・プロダクトの課題感・チームの雰囲気まで書き込む

  2. 企業ページのアップデート:代表メッセージ・技術的な挑戦・開発環境などを最新状態に保つ。エンジニアは求人票だけでなく企業ページも必ず確認する

  3. 「気になる」の能動的な送信:候補者一覧から「気になる」を積極的に送ると、候補者側にも通知が届き、求人への流入が増える。コストは低いため量的に送ることが有効

このサイクルが回りだすと、プラチナスカウトの比率が上がり、送信コストの同じ工数でより多くの返信と面談を獲得できるようになる。

4. スカウト文面設計の実践

paiza転職のスカウト文面は、エンジニアがどのタイミングでどんな思考で見るかを想像して設計するべきだ。スキルチェック受験後やプロフィール更新後に通知が届くため、「技術的な探求モード」の候補者に読まれることが多い。スカウト文面の基本原則についてはエンジニア向けスカウトメールの書き方も参照してほしい。

スカウト文面の必須3要素

スカウト運用代行の実務で成果が出た文面には共通した構造がある:

  1. なぜあなたに送ったか(パーソナライズ):スキルランク・使用言語・職歴の具体的な内容に触れて「プロフィールを読んだ」ことを示す。「○○のスキルを持つエンジニアをお探しです」のような汎用文は開封率が下がる

  2. 自社の技術的な課題とポジションの魅力:「どんな技術スタックで何を作っているか」「今どんな課題があり、その課題を解決するのがこのポジションか」を簡潔に書く

  3. 次のアクションを明確に:「まずはカジュアル面談(30分)でOKです」と気軽さを伝えて敷居を下げる

ランク別スカウト文面の設計方針

Aランク・Sランク候補者向け: 技術的な深さとプロジェクトの難しさを前面に出す。「〇〇の設計に関わるポジションです」「技術的な意思決定に最初から参加できます」という訴求が響きやすい。年収についても具体的なレンジを明示する。

Bランク候補者向け: 成長機会と学習環境を前面に出す。「コードレビューが文化として根付いています」「エンジニアが技術選定に関与できます」という環境訴求が刺さる。ポテンシャル採用として評価することも明示する。

転職潜在層(学習目的で登録している層)向け: 「転職を急かさない」スタンスを最初に伝えると効果的だ。「今すぐでなくてOK。カジュアルに話しましょう」「技術的な話を雑談レベルでできればと思っています」という軽いトーンで敷居を下げる。

送ってはいけないスカウト文面のNGパターン

スカウト運用の経験から、以下のパターンは返信率を著しく下げる:

  • 候補者名・スキルランクすら触れない汎用テンプレート

  • 求人票のコピー貼り付け

  • 「ご経験を拝見し、ぜひお話ししたいと思いました」だけで終わる曖昧な文面

  • 自社の採用課題を一方的に訴える(「○人のエンジニアを緊急採用しています」等)

  • 職種や技術スタックがミスマッチな候補者への送付

5. KPI設計と月次改善サイクル

paiza転職の運用をROIで管理するには、スカウト送信数だけでなく変換率を段階的に計測するKPI設計が必要だ。スカウト運用のPDCAサイクル全般についてはエンジニアスカウト運用PDCA最適化ガイドも参照してほしい。

paiza採用ファネルと主要KPI

採用成功に向けたファネルは以下の段階で設計する:

  1. スカウト送信数:月次の送信数の目標を設定。ゴールデン・プラチナで上限があるため計画的に配分する

  2. 気になる受信数:求人票・企業ページの改善インジケーター。増加トレンドになれば訴求が機能している証拠

  3. 返信率:スカウト種類別に分けて計測する。プラチナは30%以上を目標に設定するのが実務的

  4. 面談設定率:返信から実際に面談が設定された割合。50〜70%が健全なラインの目安

  5. 選考進化率・内定率・承諾率:面談後の選考の質を測る

月次改善の4つのPDCAアクション

  1. 求人票・企業ページのABテスト:技術スタックの表記方法や開発体制の説明文を変えて「気になる」数の変化を見る

  2. スカウト文面の改善:返信率が低い文面パターンを分析し、上位パターンに統一していく

  3. ランク設定の調整:応募の質と量のバランスを見て必要に応じてランク要件を緩和・強化する

  4. CS(カスタマーサクセス)との定期Sync:月1回以上、paizaのCS担当と数値を確認し改善提案をもらう。詳細なデータ分析はCS担当を経由する形が基本になるため、この接点を活用しないと改善サイクルが回りにくい

損益分岐点の試算方法

paiza転職は成功報酬型(採用決定者の年収の約30%前後・スキルランクにより変動)のため、採用単価の試算がシンプルだ。

  • 年収500万円のエンジニアを採用した場合:約150万円の成功報酬

  • 年収700万円のエンジニアを採用した場合:約210万円の成功報酬

求人エージェント経由(年収の30〜35%)と比べると費用感は近似するが、スカウト運用の工数を社内で持てるなら採用単価を下げられる。スカウト代行を使う場合は代行費用を加算して比較する。

6. paiza転職が向いている企業・向いていない企業

paiza転職が向いている企業の3つの条件

これまでの採用支援の経験から、paiza転職で成果が出やすい企業には共通パターンがある:

  1. 自社開発・SaaS・スタートアップ:技術的な挑戦とプロダクトのビジョンを訴求できるため、技術志向のpaizaユーザーに響きやすい。受託・SI系の企業には不向きな面がある

  2. 20〜35歳のWeb系エンジニアを獲得したい:paizaの主要ユーザー層と合致しており、母集団が厚い。30代以降のシニア採用が主目的なら他媒体の優先度を上げる

  3. 成功報酬型で採用費を変動費化したい:ひとり人事や採用リソースが限られたスタートアップが初めてダイレクトリクルーティングを始めるに際してコスト設計しやすい

paiza転職が向いていない企業の3つのパターン

  1. シニア・マネジメント層採用が主目的:40代以上・年収1000万超の採用はBizReachや転職ドラフトの方が母集団に合っている。paizaでも探せるが効率が悪い

  2. 組み込み・レガシー系技術の専門家採用:paizaのスキルチェックはWebシステム・アルゴリズム寄りのため、組み込みC/C++・COBOL・メインフレーム系は不向き

  3. 採用のKPIをすぐに達成したい:paizaの転職潜在層はナーチャリングが必要で、スカウトから面談・選考完了まで時間がかかる。3ヶ月以内に確実に採用したいなら顕在層が厚い媒体との組み合わせが必要

7. 他媒体との併用戦略

スタートアップ・中小企業向けのポートフォリオ設計

採用ターゲットとフェーズに応じた媒体ポートフォリオを組むことが採用コストを最適化する最善策だ。以下は規模別の推奨設計だ:

シード〜シリーズAのスタートアップ(エンジニア年間採用2〜5名):

コスト重視で成功報酬型を中心に組む:

  1. paiza転職(成功報酬・潜在層獲得)

  2. Wantedly(カルチャー訴求・若手・成功報酬型)

  3. Green(成功報酬・Web系全般)

シリーズB以降(年間採用5〜15名以上):

採用規模が拡大したら、顕在層も含めて多角的に攻める:

  1. paiza転職(潜在層・スキルランク活用)

  2. Findy(Web系ミドル・いいね型マッチング)→ 詳細はFindyエンジニア採用完全ガイドを参照

  3. BizReach or 転職ドラフト(ミドル・シニア層・テックリード)→ 詳細はBizReachエンジニア採用完全ガイドを参照

  4. Green or LAPRAS(幅広い母集団補完)

媒体別の役割分担と候補者の引き渡し

複数媒体を運用する際に重要なのは「媒体ごとのキャラクター」を統一することだ。paizaでアプローチした候補者にはFindyやBizReachとは異なるトーンの文面を使うべきではない。paizaユーザーは技術的な学習・成長志向が強い層が多いため、技術的なチャレンジを前面に出した一貫したメッセージングを保つことが重要だ。

8. paiza転職の失敗パターンと対策

運用支援の現場で繰り返し見てきた失敗パターンをまとめる。これらを事前に把握しておくことで、立ち上げから躓くリスクを大幅に減らせる。

失敗パターンとリカバリー策

パターン1:Sランク以上のみにスカウトを絞って母集団が枯渇する

Sランクは全登録者の上位1%だ。スカウト候補者がほとんどいない状態になり、月間送信数が数件で終わる。対策はBランク以上を対象にして量を確保し、面接で精査する設計に切り替えること。

パターン2:汎用テンプレートを大量送信して返信ゼロが続く

paizaのエンジニアはスカウトの質に敏感だ。「大量配信のテンプレートスカウト」は開封してもすぐに閉じられる。候補者のランク・使用言語・職歴に触れた2〜3行のカスタマイズを加えるだけで返信率は変わる。

パターン3:「気になる」機能を活用せず、ゴールデンスカウトだけで勝負する

「気になる」を集める施策(求人票の充実・企業ページの整備・「気になる」の能動的送信)をおろそかにすると、プラチナスカウトのターゲットが減る。運用初月は「気になる」を増やすことに集中し、プラチナスカウントへ転換する設計から始めるべきだ。

パターン4:求人票に技術スタックを書かない

エンジニアは「何の技術を使っているか」で企業を絞り込む。「弊社はモダンな開発環境です」だけでは伝わらない。使用言語・フレームワーク・インフラ・CI/CDツール・コードレビュー体制まで具体的に記載することで「気になる」が増える。

パターン5:CS担当とのSyncを怠って改善が止まる

paizaは詳細なデータ分析をCS経由で行う仕組みになっている。月次Syncをサボると改善PDCAが回らず、同じ課題が続く。CS担当を「採用パートナー」として積極的に活用するべきだ。

9. paiza転職の初期設定と90日ロードマップ

初期登録〜稼働までの流れ

paiza転職の企業向け登録の基本フローは次のとおりだ:

  1. 公式サイトから問い合わせ:paiza転職の企業向けページから問い合わせ→営業担当と初回MTG

  2. 企業ページ・求人票作成:会社情報・技術スタック・開発体制を詳細に記入。ここが「気になる」獲得の基盤になる

  3. スカウト設計:スキルランク設定・スカウト文面テンプレートの準備・ゴールデン/プラチナの使い分けルールを決める

  4. 「気になる」送信開始:まず気になるを積極的に送って、候補者からの「気になる」を集める

  5. CS担当とのキックオフSync:初月の目標KPIと改善サイクルのスケジュールを合意する

90日ロードマップ

1〜30日目(基盤構築):

  • 企業ページ・求人票を完成させる(技術スタック・開発体制・募集背景を全て記入)

  • 「気になる」を50〜100件送る(広くアプローチして候補者の反応データを集める)

  • ゴールデンスカウト文面テンプレートを3パターン作成

  • CS担当と週次MTGを設定

31〜60日目(仮説検証):

  • 「気になる」返信状況を分析し、プラチナスカウト対象を絞り込む

  • 文面パターン別の返信率を計測し、高返信率パターンを特定

  • 求人票の「気になる」数が少なければ訴求内容を修正

  • 面談1〜3件の実施と候補者フィードバックを文面改善に反映

61〜90日目(スケール):

  • 月次採用ファネルのKPIを整備し、改善ポイントを特定

  • プラチナスカウントの運用比率を高め、返信率30%超を目指す

  • paiza単体での採用可能人数を見積もり、他媒体との役割分担を最終調整

  • 採用1名完了を目標にオファー設計・クロージング戦略を準備

FAQ(よくある質問)

Q. paiza転職の料金は月額固定?成功報酬?

成功報酬型で初期費用・掲載費用はゼロだ。採用が決定した時点のみ費用が発生し、成功報酬額は採用者のスキルランクによって変動する(年収の約25〜30%相当)。スタートアップが初めてダイレクトリクルーティングを試すにあたってリスクが低い料金設計になっている。

Q. スキルランクが低い候補者もアプローチすべきか?

Bランク以上であれば積極的にアプローチすることを推奨している。CランクはジュニアポジションやポテンシャルOKの求人に限定する方が効率的だ。Aランク以上のみに絞ると母集団が薄くなりすぎるため、Bランク以上を基本ターゲットにするのが実務的だ。

Q. BizReachやFindyと併用する意味はあるか?

大いにある。paiza転職は登録者の80%が他媒体未使用の潜在層というデータがある。つまり他媒体でアプローチできていない候補者プールが分厚く存在する。BizReach(シニア・マネジメント層)・Findy(Web系ミドル・GitHubスコア活用)とpaiza(潜在層・成長志向若手〜ミドル)を組み合わせると、採用チャネルを真に分散できる。

Q. スカウト返信率が低い場合、何から改善すべきか?

まず確認するのは3点だ。①求人票に技術スタックが具体的に書かれているか、②スカウト文面に候補者のプロフィールへの言及があるか、③「気になる」を積極的に送って返信が集まっているか。これら3点が揃った上でプラチナスカウントを使うと返信率が最も高くなる。

Q. paizaは受託・SIer出身エンジニアの採用に使えるか?

使えるが注意が必要だ。SIer出身者はスキルチェックの訓練をしていないためランクが低くなりやすい。ランクだけで候補者を評価すると、実務能力の高い人材を見落とすリスクがある。職務経歴・担当したシステム規模・自社開発志向の強さを合わせて評価する設計が重要だ。

Q. 採用まで何ヶ月かかることが多いか?

転職潜在層が多いため、スカウトから内定承諾まで2〜4ヶ月は見ておく必要がある。急ぎの採用ニーズがあるなら転職顕在層が厚い他媒体(転職エージェントや求人掲載系媒体)と並行して動くことを推奨する。

Q. スタートアップが最初にpaizaとFindy、どちらを選ぶべきか?

採用ターゲットの年齢層と予算で判断する。20〜30代のWeb系エンジニアを主ターゲットにするなら両媒体とも有効だ。コストを最小化したい段階ではpaiza(成功報酬のみ)で始めて、採用がある程度回りだしたらFindyを追加するロードマップが多くのスタートアップに合っている。

まとめ:paiza転職でエンジニア採用を成功させるために

paiza転職の最大の強みは「他媒体と重複しない転職潜在層へのリーチ」と「スキルランクによる技術力の客観的可視化」だ。この2点をフル活用するには、スキルランクを「参考指標」として使いながら、「気になる」を集めてプラチナスカウットへ転換するサイクルを確立することが最重要課題になる。

まずやるべきことを3つ挙げるとすれば:

  1. 求人票・企業ページの徹底充実:技術スタック・開発体制・プロダクトの課題感を具体的に書き込む

  2. 「気になる」の能動的送信から始める:最初の30日間は「気になる」を広く送ってデータを集め、プラチナスカウット転換の土台を作る

  3. CS担当とのSyncを週次で設定する:改善PDCAをCS担当と共同で回す体制を最初から作る

BizReach・Findy等の既存媒体と重複しないチャネル分散と、成功報酬型のコスト設計を組み合わせることで、エンジニア採用のROIを最大化できる。

techcellarでは、paiza転職を含む複数媒体のスカウト運用代行・採用戦略設計を支援しています。採用チャネルの設計や運用改善でお悩みの採用担当者は、以下からお気軽にご相談ください。

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岩佐 直樹techcellar 運営者

現役エンジニアでありながら、スタートアップのエンジニア採用支援を行う。採用コンサル営業として採用を売る側の経験と、エンジニアとして採用される側の経験を併せ持つ。13以上のダイレクトスカウトサービスの運用経験をもとに、AI×採用の実践ノウハウを発信。

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