techcellar logo
Tips エンジニア採用のヒント

公開: 2026/6/18

エンジニア採用の候補者ジャーニーマップ設計ガイド|接点ごとの体験を可視化する

認知から入社まで候補者の感情と接点を可視化し、辞退を防ぐジャーニーマップの作り方を解説

tip Image

候補者ジャーニーマップとは、エンジニアが自社を認知してから入社・定着するまでの感情・行動・接点(タッチポイント)を時系列で可視化した設計図です。各段階で候補者が何を考え、どこでつまずくかを書き出すことで、辞退の原因になっている接点を特定し、優先的に改善できます。エンジニア採用は競合との同時並行が常態化しており、選考体験の質そのものが内定承諾を左右します。

この記事でわかること

エンジニア採用がうまくいかないとき、「媒体が悪い」「年収が低い」と原因を外側に求めがちです。しかし実際には、候補者が離脱しているのは選考のどこか特定の接点であることが多く、それを特定できていないだけのケースが少なくありません。

このページでわかることは、以下の通りです。

  • 候補者ジャーニーマップが採用に効く理由

  • エンジニア採用に固有のジャーニーの特徴

  • ジャーニーマップの作り方(6ステップ)

  • 段階別の典型的な離脱ポイントと打ち手

  • 作ったマップを採用改善に回し続ける方法

採用担当が1人でも、エンジニアの選考フローが整っていなくても、まず現状を1枚の図にするところから始められます。

TL;DR(この記事の要約)

  • 候補者ジャーニーマップとは、認知→興味→応募→選考→内定→入社→定着の各段階で、候補者の感情・行動・接点を時系列に可視化したもの

  • エンジニア採用では転職顕在層が少なく、複数社を同時に比較されるため、接点ごとの体験設計が内定承諾の決定要因になる

  • マップ作成は (1)目的設定 (2)ペルソナ定義 (3)段階の分解 (4)接点の洗い出し (5)感情・課題の記入 (6)改善施策の紐付け の6ステップで進める

  • 離脱が起きやすいのは「スカウト開封」「カジュアル面談後の選考移行」「最終面接後の内定承諾」の3カ所。ここに打ち手を集中させる

  • マップは一度作って終わりではなく、辞退理由データ(Win/Loss)を反映して四半期ごとに更新する

候補者ジャーニーマップとは何か

候補者ジャーニーマップとは、候補者が企業と出会ってから入社・活躍するまでの一連の体験を、感情の起伏とともに時系列で描いた図です。マーケティングのカスタマージャーニーを採用に応用した手法で、「採用CX(候補者体験)」を改善するための土台になります。

マップに描く要素は主に次の4つです。

  1. 段階(フェーズ): 認知・興味・応募・選考・内定・入社・定着といった時間軸

  2. 行動: 各段階で候補者が実際に取る行動(検索する、口コミを見る、面談を受ける等)

  3. 接点(タッチポイント): 候補者と企業が接触する場所(スカウト、採用サイト、面接、SNS等)

  4. 感情: 各接点で候補者が抱く期待・不安・不満

通常のファネル分析が「どの段階で何人減ったか」という数字を見るのに対し、ジャーニーマップは「なぜ減ったのか」という体験の質に踏み込みます。両者は補完関係にあり、ファネルで離脱箇所を見つけ、ジャーニーマップで原因を掘り下げるのが実務的な使い分けです。

似た用語に「採用CX(候補者体験)」がありますが、これは候補者が選考全体を通じて得る体験そのものを指す概念で、ジャーニーマップはその採用CXを設計・改善するための具体的なツールという関係にあります。「候補者体験を良くしたい」という目標に対して、「どの接点をどう変えるか」を一覧化するのがジャーニーマップの役割です。漠然と「もっと良い体験を」と考えるのではなく、接点という単位に分解して初めて、現場で実行できる施策に落ちます。

採用ファネル全体の設計については「エンジニア採用マーケティング入門|ファネル設計から実践ナーチャリングまで」も参照してください。

なぜエンジニア採用にジャーニーマップが効くのか

エンジニア採用でジャーニーマップが特に効果を発揮するのは、候補者が常に複数社を同時並行で比較しており、選考体験そのものが「この会社で働くイメージ」を形づくるからです。技術力が高い候補者ほど他社の選考も進んでおり、わずかな体験の差が承諾・辞退を分けます。

エンジニア採用市場の需給は依然として逼迫しています。

厚生労働省の一般職業紹介状況(2024年度平均)によると、「情報処理・通信技術者」の有効求人倍率は約1.5倍前後で推移しており、全職業平均(約1.2倍)を上回る売り手市場が続いている。

売り手市場では、候補者が企業を「選ぶ」立場にあります。そのため、認知から内定までの一つひとつの接点で「丁寧に扱われている」「自分の技術を理解してくれている」と感じてもらえるかが、競合との差別化になります。

エンジニア採用のジャーニーには、他職種と異なる3つの特徴があります。

  1. 潜在層が中心: 転職を今すぐ考えていない層に中長期で接触するため、認知・興味フェーズが長い

  2. 技術的な見極めが双方向: 候補者も「技術的に成長できるか」「コードレビュー文化はあるか」を選考中に評価している

  3. 口コミ・公開情報の影響が大きい: GitHub、技術ブログ、口コミサイトなど、企業がコントロールしにくい接点で印象が決まる

これらの特徴を踏まえると、求人票や面接だけを改善しても不十分で、候補者が触れる接点全体を見渡す視点が必要になります。

ジャーニーマップがもたらす効果は、大きく次の3つに整理できます。

  1. 離脱の真因が見える: 「応募が少ない」という症状の裏にある「技術スタックが伝わっていない」という原因が、接点単位で特定できる

  2. 施策の優先順位がつく: すべての接点を同時に改善するのは不可能なため、影響の大きい接点から着手する判断ができる

  3. 組織で体験品質を揃えられる: マップを人事と現場で共有することで、面接官による対応のばらつきを抑え、誰が対応しても一定以上の体験を提供できる

逆に、ジャーニーマップを作らずに採用改善を進めると、施策が「とりあえず媒体を増やす」「とりあえず年収を上げる」といった対症療法に偏りがちです。コストをかけても効果が出ない場合、原因は接点の体験設計にあることが少なくありません。

ジャーニーマップの作り方(6ステップ)

ジャーニーマップは、目的設定からペルソナ定義、接点の洗い出し、感情の記入、施策の紐付けまでを順に進めることで作成できます。完璧を目指すより、まず1枚を粗くても作り切ることが重要です。以下の6ステップで進めます。

ステップ1: 目的を1つに絞る

最初に「このマップで何を改善したいか」を1つに決めます。「内定承諾率を上げる」「スカウト返信率を上げる」「カジュアル面談からの選考移行率を上げる」など、対象を絞るほどマップの粒度が定まります。

目的が曖昧なまま全段階を網羅しようとすると、図が大きくなりすぎて施策に落ちません。まずは離脱が大きい段階を1つ選びます。

ステップ2: ペルソナを定義する

次に、ジャーニーをたどる主役となる候補者像を具体化します。職種・経験年数・現在の状況(在職中か、転職顕在か潜在か)・重視する価値観を設定します。

ペルソナがブレると、感情の予測もブレます。たとえば「リモート希望のシニアバックエンドエンジニア」と「成長環境を求める第二新卒フロントエンドエンジニア」では、同じ接点でも感じることが大きく異なります。前者はオファー面談で裁量と報酬を重視し、後者は選考過程でレビュー文化やメンター制度に注目します。同じスカウト文面でも、刺さるポイントは別物です。ペルソナ設計の詳しい手順は「エンジニア採用ペルソナ設計の実践ガイド|ミスマッチを防ぐ人物像の作り方」を参考にしてください。

ステップ3: 段階を分解する

候補者の体験を時系列の段階に分けます。エンジニア採用の標準的な段階は次の7つです。

  1. 認知: 企業の存在を知る

  2. 興味: 技術スタックや事業に関心を持ち、情報を集める

  3. 応募・接点: スカウト返信、カジュアル面談、エントリー

  4. 選考: 技術面接、コーディング試験、現場面接

  5. 内定: オファー提示、条件交渉、オファー面談

  6. 入社: 内定承諾、入社準備、初日

  7. 定着: オンボーディング、立ち上がり、活躍

自社のフローに合わせて段階の数は調整して構いません。重要なのは段階の数を増やすことではなく、候補者の心理が大きく変わる節目を取りこぼさないことです。特に「カジュアル面談を受けるか迷う瞬間」「複数オファーを比較する瞬間」は意思決定が動く節目なので、必ず独立した段階として扱います。

ステップ4: 接点を洗い出す

各段階で候補者が企業と接触する場所をすべて書き出します。エンジニア採用の主な接点は次の通りです。

  • 認知・興味: 技術ブログ、登壇・イベント、SNS(X・LinkedIn)、口コミサイト、GitHub

  • 応募・選考: スカウトメール、採用サイト・キャリアページ、カジュアル面談、各面接

  • 内定・入社: オファーレター、オファー面談、内定者フォロー、入社前の連絡

ここで重要なのは、企業がコントロールしにくい接点(口コミサイト、SNSでの評判)も漏れなく書くことです。候補者の意思決定は、企業が用意した接点だけでは完結しません。

ステップ5: 感情と課題を記入する

各接点で候補者が抱く感情(期待・不安・不満)と、つまずきやすい課題を書き込みます。ここがジャーニーマップの核心です。

感情を推測する材料は、過去の辞退理由、面談での候補者の質問、リファレンスや社員の入社時の声などです。データがなければ、現場のエンジニアや最近入社したメンバーにヒアリングして埋めます。「選考のどこで不安になったか」「他社と比べて何が決め手だったか」を聞くと、リアルな感情が見えてきます。

ステップ6: 改善施策を紐付ける

最後に、感情がマイナスに振れる接点に対して、具体的な打ち手を紐付けます。たとえば「最終面接後、連絡が来るまで不安」という課題には「面接当日に次のステップと回答時期を口頭で伝える」という施策を当てます。

施策には優先順位をつけます。各施策を「離脱への影響の大きさ」と「着手のしやすさ」の2軸で評価し、両方が高い接点から手をつけると、短期間で承諾率の改善を実感できます。逆に、影響は大きいが着手に時間がかかる施策(例: 評価制度の刷新)は、中期の課題として別枠で管理します。

ここまでの6ステップを通じて作ったマップは、A4横1枚に収まる粒度を目安にしてください。情報を詰め込みすぎると現場で使われなくなります。段階×(行動・接点・感情・課題・打ち手)のシンプルな表形式で十分に機能します。

段階別の典型的な離脱ポイントと打ち手

エンジニア採用のジャーニーで離脱が集中するのは、「スカウト開封・返信」「カジュアル面談後の選考移行」「最終面接後の内定承諾」の3カ所です。ここに打ち手を集中させると投資対効果が高くなります。段階ごとに見ていきます。

認知・興味フェーズ: 「知られていない」「技術が見えない」

スタートアップや非IT企業では、そもそも候補者に存在を知られていない、知られていても技術スタックや開発文化が伝わっていないことが離脱の原因になります。

打ち手は、技術ブログやエンジニアのSNS発信で「中で何を作っているか」を公開することです。候補者は入社後の働き方を具体的に想像できる情報を求めています。具体的には、使用している技術スタック、開発フロー、コードレビューやテストの文化、直近で解決した技術課題などが、候補者にとって価値ある情報になります。

このフェーズの体験を高めるうえで見落とされがちなのが、口コミサイトです。候補者の多くは応募前に口コミを確認しており、ネガティブな評価が放置されていると、認知から興味への移行が止まります。発信の始め方は「テックブログでエンジニア採用力を高める技術広報の始め方ガイド」が参考になります。

応募・選考フェーズ: 「返信されない」「選考が長い・重い」

エンジニア向けスカウトの開封率は職種特性上、他職種より低くなりやすく、パーソナライズの薄いメールはほぼ開かれません。また、選考フローが長すぎる・課題の負荷が高すぎると、在職中の候補者は途中で離脱します。

打ち手は2つです。1つはスカウト文面を候補者の経歴・GitHubに即してパーソナライズすること。「あなたの〇〇というOSS活動を拝見し」のように、候補者個人を見ていることが伝わる一文があるだけで開封・返信は変わります。もう1つは選考フローを棚卸しし、不要な面接を統合してリードタイムを短縮することです。在職中の候補者にとって、平日夜や休日に何度も面接時間を確保するのは大きな負担です。

選考フェーズでは、候補者が「評価される側」であると同時に「企業を評価する側」でもある点を忘れないことが重要です。コーディング課題の負荷が常識を超えていたり、面接官が候補者の経歴に目を通していなかったりすると、それ自体が「この会社の開発文化」のシグナルとして受け取られます。選考の入口となるカジュアル面談からの移行率を高める設計は「エンジニア採用のカジュアル面談設計ガイド|選考転換率を高める運用術」で詳しく解説しています。選考スピードの改善は「エンジニア採用リードタイム短縮ガイド|選考スピードで競合に勝つ実践手法」で詳しく扱っています。

内定・入社フェーズ: 「他社と比較される」「不安が残る」

内定後は、複数社のオファーを比較する局面です。条件だけでなく「この会社で成長できるか」「人間関係は大丈夫か」という不安が残っていると、辞退に傾きます。

東京商工会議所の2024年新卒者採用動向調査によると、内定・内々定の辞退者がいると回答した企業の割合は67.4%に達した。

新卒採用の統計ではあるものの、エンジニア中途採用では候補者が複数社を同時並行で比較し、条件と文化のマッチングを最終局面まで吟味するため、売り手市場では同等以上の辞退リスクが生じます。打ち手は、オファー面談で候補者の不安に正面から答え、入社後の役割・成長機会を具体的に提示することです。「入社後はどのチームで、どの技術領域を、どこまで任されるのか」を解像度高く伝えられるかどうかが、条件が拮抗した際の決め手になります。

加えて、内定から承諾までの「沈黙の期間」を放置しないことも重要です。最終面接当日に次のステップと回答時期を口頭で伝え、オファー提示後もこちらから定期的に連絡を取ることで、候補者の不安が他社への傾倒に変わるのを防げます。内定辞退を防ぐクロージングの実務は「エンジニア内定辞退を防ぐオファークロージング実務設計ガイド」も参考になります。オファー面談の設計は「エンジニア採用のオファー面談完全ガイド|承諾率を高める設計と進め方」を参照してください。

具体例: スタートアップのバックエンドエンジニア採用

抽象論だけでは活用イメージが湧きにくいため、架空のスタートアップを想定した簡易ジャーニーマップを示します。ペルソナは「在職中・実務5年・リモート希望のバックエンドエンジニア」とします。あくまで設計の型を示す例であり、数値は自社の実データに置き換えてください。

Image

各段階を、行動・主な接点・感情・想定される課題・打ち手の順で並べると、次のように整理できます。

  1. 認知: 行動=技術記事を検索して偶然たどり着く / 接点=技術ブログ・X / 感情=「聞いたことない会社だな」 / 課題=企業名で技術力が想像できない / 打ち手=記事の末尾に開発体制と使用技術を明記する

  2. 興味: 行動=採用サイトと口コミサイトを見る / 接点=採用ページ・口コミ / 感情=「働き方は自由そうか?」 / 課題=リモート可否や評価制度が不透明 / 打ち手=リモートポリシーと評価軸をキャリアページに明記する

  3. 応募・接点: 行動=スカウトに返信、カジュアル面談を受ける / 接点=スカウトメール・カジュアル面談 / 感情=「自分の経歴をちゃんと読んでくれている」 / 課題=テンプレ的なスカウトだと開かない / 打ち手=GitHubや登壇歴に触れた個別文面にする

  4. 選考: 行動=技術面接・現場面接を受ける / 接点=面接・コーディング課題 / 感情=「課題が重い」「現場の人と話せて安心」 / 課題=選考が長く在職中はつらい / 打ち手=面接を統合しリードタイムを短縮、現場との対話を早めに入れる

  5. 内定: 行動=オファーを他社と比較する / 接点=オファー面談・オファーレター / 感情=「成長できるか不安」 / 課題=条件以外の判断材料が足りない / 打ち手=入社後の役割と裁量を具体的に提示する

  6. 入社・定着: 行動=承諾、入社準備、立ち上がり / 接点=内定者フォロー・オンボーディング / 感情=「放置されないか」 / 課題=入社前後の連絡が途切れると不安 / 打ち手=入社前に定期連絡とオンボーディング計画を共有する

このように1枚に並べると、「興味フェーズで働き方が不透明」「選考が長い」という2つの課題が承諾率を下げている、といった仮説が立ちます。あとは影響の大きい接点から順に打ち手を実行していくだけです。

ペルソナが変われば、同じ接点でも感情は変わります。たとえば「成長環境を求める第二新卒」なら、選考フェーズで重視するのは「メンターやレビュー文化があるか」になります。マップは必ずペルソナ単位で作り、複数ペルソナを1枚に混ぜないことが精度を保つコツです。

ジャーニーマップを採用改善に回し続ける方法

ジャーニーマップは一度作って壁に貼って終わりにすると、すぐに実態と乖離します。価値を出すには、辞退理由のデータをマップに反映し、定期的に更新する運用が欠かせません。

運用のポイントは次の3つです。

  1. 辞退理由を記録する: 選考辞退・内定辞退が出るたびに理由を記録し、どの接点で離脱したかをマップにマッピングする

  2. 四半期ごとに見直す: 採用市場や自社のフローは変わるため、最低でも四半期に一度はマップを更新する

  3. 現場と共有する: マップを人事だけで抱えず、面接に関わるエンジニアと共有することで、接点ごとの体験品質が組織全体で底上げされる

この運用ループが回り始めると、ジャーニーマップは「採用チームの共通言語」になります。新しく面接に加わるエンジニアにマップを見せれば、自社の選考のどこが弱点で、候補者が何を不安に感じやすいかを短時間で共有できます。属人的だった候補者対応が、組織として再現可能な仕組みに変わっていくわけです。

辞退理由を採用力に変える具体的な分析手法は「エンジニア採用のWin/Loss分析ガイド|辞退理由を採用力に変える」で解説しています。候補者体験そのものを数値で測りたい場合は「エンジニア採用CX(候補者体験)のNPS測定と改善ガイド」も合わせて活用してください。

まとめ

候補者ジャーニーマップは、エンジニア採用の「なぜ離脱するのか」を可視化し、打ち手を接点単位で具体化するためのツールです。要点を振り返ります。

  1. ジャーニーマップは候補者の感情・行動・接点を時系列で描き、ファネル分析を補完する

  2. エンジニア採用では複数社比較が常態化しており、接点ごとの体験が承諾を左右する

  3. 作成は6ステップ(目的設定→ペルソナ→段階分解→接点洗い出し→感情記入→施策紐付け)で進める

  4. 離脱が集中する「スカウト」「カジュアル面談後」「内定後」に打ち手を集中させる

  5. 辞退理由データを反映し、四半期ごとに更新し続けることで効果が持続する

まずは直近の辞退が多い1段階を選び、その前後の接点を紙1枚に書き出すところから始めてみてください。

エンジニア採用の接点設計やスカウト運用に課題を感じている場合は、現役エンジニアが13サービス以上の運用経験をもとに支援するtechcellarのサービスもご検討ください。スカウト運用代行から採用業務の自動化(採用AX)まで、候補者体験の改善を一気通貫で支援します。詳しくはサービスLPをご覧ください。

FAQ(よくある質問)

Q1. 候補者ジャーニーマップと採用ファネルの違いは何ですか?

採用ファネルは「各段階で何人が次に進んだか」という数(転換率)を見る定量的なフレームワークです。一方、候補者ジャーニーマップは「各接点で候補者が何を感じ、なぜ離脱したか」という体験の質に踏み込む定性的なツールです。ファネルで離脱箇所を特定し、ジャーニーマップで原因を掘り下げる、という補完関係で使うのが実務的です。

Q2. 採用担当が1人でもジャーニーマップは作れますか?

作れます。むしろ少人数チームほど、限られたリソースをどの接点に集中させるかを決める判断材料として有効です。最初から全段階を網羅せず、直近で辞退が多い1段階に絞り、その前後の接点を紙1枚に書き出すところから始めれば十分です。完璧さより、まず1枚作り切ることを優先してください。

Q3. 候補者の「感情」はどうやって把握すればよいですか?

過去の辞退理由、面談での候補者の質問、最近入社したメンバーへのヒアリングが主な材料です。特に「選考のどこで不安になったか」「他社と比べて何が決め手だったか」を入社者に聞くと、リアルな感情が見えてきます。データがない段階では、現場エンジニアの推測で埋め、運用しながら実データで補正していけば問題ありません。

Q4. エンジニア採用のジャーニーは他職種と何が違いますか?

主に3点です。1つ目は転職潜在層が中心で認知・興味フェーズが長いこと。2つ目は候補者側も「技術的に成長できるか」を選考中に評価しており、見極めが双方向であること。3つ目はGitHub・技術ブログ・口コミサイトなど、企業がコントロールしにくい公開情報の影響が大きいことです。求人票や面接だけでなく、接点全体を見渡す必要があります。

Q5. ジャーニーマップはどのくらいの頻度で更新すべきですか?

最低でも四半期に一度の更新を推奨します。採用市場の需給、競合の動き、自社の選考フローは変化するため、古いマップのまま運用すると実態と乖離します。加えて、選考辞退・内定辞退が出るたびにその理由を記録し、どの接点で離脱したかをマップに反映し続けると、常に最新の改善余地が見える状態を保てます。

Q6. マップを作ったのに承諾率が改善しません。何が原因ですか?

よくある原因は2つです。1つは、施策を洗い出しただけで実行・優先順位付けができていないこと。「離脱への影響が大きい×すぐ着手できる」接点から着手してください。もう1つは、人事だけでマップを抱え、面接に関わる現場エンジニアと共有できていないことです。接点の体験品質は現場の対応で決まる部分が大きいため、マップを組織で共有することが改善の前提になります。

ここまで読んでいただいた方へ / 無料相談受付中

エンジニア採用の打ち手、エンジニアと一緒に整理しませんか?

techcellarは、採用に詳しいエンジニア自身が貴社の採用チームに伴走するサービスです。 スカウト文面の改善、技術面接の設計、ペルソナ設計、媒体選定まで、実務目線でアドバイスします。

  • 相談は無料・所要30分
  • 会社規模・フェーズに合わせた提案
  • エンジニアが直接対応

お問い合わせフォームへ遷移します

techcellar
岩佐 直樹techcellar 運営者

現役エンジニアでありながら、スタートアップのエンジニア採用支援を行う。採用コンサル営業として採用を売る側の経験と、エンジニアとして採用される側の経験を併せ持つ。13以上のダイレクトスカウトサービスの運用経験をもとに、AI×採用の実践ノウハウを発信。

おすすめ記事一覧
placeholder
【techcellarとは?】 エンジニアが採用を推進するサービスのご紹介
placeholder
【エンジニアに聞いた】 本当に使いやすいスカウトサービス6選!

採用のお悩み、
エンジニアに相談
しませんか?

ContactContact
ArrowArrow

関連記事

Download


資料ダウンロード

エンジニア採用の課題を
AI×エンジニアの力で解決します

techcellar
techcellar
techcellar
techcellar